| ないしょのお話D |
| カーテン カーテンて意外と洗いませんよね。気がついたら10年間吊ったままになっているなんてあたりまえの話です。そして何かの拍子につくづく眺めてみるとずいぶん汚れているなってことになって洗おうかという話になります。でも意外とカーテンのクリーニングは難しいのです。ただの布切れをつるしただけのようですが難しいのです。 まず第1に長いこと日にさらされているってことです。カーテンってのは日よけですからあたりまえなんですが、日焼けしてますし繊維がずいぶん痛んでいることが多いです。洗ったらばらばらになることもよくあって、事前にこれは無理かなって思ったらお客様にご相談申し上げることにしています。 ナイロンなどの化学繊維は比較的強いのですが、洗ったら縫い糸が溶けてしまって仕立て直しをさせていただくこともあります。 お客様のお宅がタバコをお吸いになるご家庭だとカーテンを見るとわかります。ドライクリーニングと水洗いの2度洗いをしますが洗った後の水がひどい色をしていてカーテンの苦労を物語っています。なかなかこの手の汚れは落としても、、落としても、、なかなか見栄えがしなくって苦労します。 白いレースのカーテンなどは風にそいでいたりするととっても気持ちいいものですね。まっ白のカーテンがくすんできたら漂白処理をするとかなり白さが戻ってきます。 カーテンの困りどころは縮むってことです。思い余ってメーカさんにも問い合わせをしたことがありますが、10%程度は縮むって思ってくださいとのことでした。衣類の場合は縮まないように仕立てる前に地直しをするのです。生地の段階で洗い張りやドライ張りをしておいてから仕立てると、一度洗った生地ですからもう縮まなくなってるんです。カーテンもこんな風にして作ってくれるといいのですが、衣類のように何度も洗うことを前提に作ってないわけですから地直しまではしないのでしょうね。 むかしとんでもないカーテンで失敗したことがあります。洗ったらちりじりになってしまったのです。困ってしまって仕上げで修正しようとアイロンを当てたら半分の長さになってしまいました。調べてわかったのですが温度をかけると急激に縮んでしまう繊維を使ってあったのです。私の勉強不足なのですがなぜこのような繊維を使っていたのかは私にはわかりません。しかし2度と見かけなくなったところを見るとやはり製品としては失敗だったのでしょうね。 カーテンのクリーニング料金は1平方メートル単位で決まることが多いですが結構料金が高いなって思います。ちなみに当店は1平方メートルで220円程度となっていて生地が難しいものは若干の上乗せとなります。この若干がまた難しいですね。物販商売なら売るものをお店で決められるのですがクリーニングの場合、商品はお客様がお持ちになってそれを当方で加工することになるので難しい商売です。 |
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